一石二鳥人気は「やらせ」
同時にシャーマンが「ラックの種」も落とすので、一石二鳥。
このエリアは「おおくちばし」の他、
こだわりの一石二鳥
2017年6月1日(木)のつづき
「梅ちゃん先生との出会い」
呼び出し機に表示された診察室に入ると、
一見若くて?清潔そうで小柄な先生がニコニコ。
それが梅ちゃん先生でした。
先生は挨拶もそこそこに、
「拝見した写真には、確かに何かが写っている、
見たところ、がんの可能性は高いです。
というか、まぁ、がんでしょう、これは。」
と言って、私の顔を見ました。
私の内心→ 「がーん。いきなりかい(笑)」
その後、病気の説明、ステージや治療の話を
かなりさら~っとして、
「まずは、これが本当にガンなのか、
ガンならどういう状態なのかをきちんと検査をして
どういう治療ができるのかを調べないといけない。」
みたいなことを話して、
「S内科さんは、よく見つけてくださったし、写真も素晴らしい写真なんだけれども、
うちの病院の写真もかなりいいので、念のためもう一度撮りたいんだけれど、
いいですか?」 と、まわりくどく、明るい笑顔でおっしゃる。
よくわかんないけど、とりあえず、
高圧的で乱暴な物言いをする先生じゃなくてよかった、と思いました。
そのあと、採血、X線、心電図、全脳と上半身の造影剤CTと回りました。
どの検査もそれほど待たされず、スムーズでした。
とはいえ、全部終わるころには2時過ぎていた気がします。
検査が一通り終わって、また呼吸器に戻ると、
前出の看護師長さんがやってきて、「疲れたでしょ~、
一日がかりになっちゃうけど、ごめんなさいね~」
と背中をさすってくれました。
検査結果が出揃い、診察室へ呼ばれました。
まず第一声、
「お疲れさまでした。でもいい写真が取れましたよ、ほらきれいでしょ。」
と、ニコニコしながら、写真を示して、穏やかに説明がはじまりました。
そのきれいに撮れた写真に、
くっきり3センチほどのガンが一つ写っている、
サイズはまだ小さく、
この写真ではほかに転移が見えない。
ただ、
腫瘍マーカーのCEAが150あるのが気になる、
普通の人で5とか6、 10あったら大騒ぎなんだけど、、
でもがん以外でも高くなることもあるから、ひとまず気にしないで
そして、
今日の検査の結果で言うと、、ステージは1(仮)なので、
手術がベストの治療法である
手術には悪いところを取って病気を治す目的と、
取った患部の状態を調べる目的がある
検査を兼ねた治療と考える
しかし手術するには順番待ちで、いまだと2か月待ち、
入院は1週間、仕事の復帰に1か月はかかる、
それに手術前にいくつか検査を受けて、
もし転移が見つかったり、そのほか問題が起きたら
手術がキャンセルになる場合もある、
だいたいこんな内容の説明がありました。
頭の中がグルングルンでした。
手術は検査と治療を兼ねている、、、
この時はそうなんだ~と思ったけれど、
あとあと調べて、
本来告知前にやる、かなりキツそうな“気管支鏡検査”をやらずに、
手術をして病理検査して一石二鳥的ってことか~と合点しました。
そういえばネットの口コミに、
H病院はガンじゃなくても手術する、
みたいなことが書かれていたのはこのことか。
と言っても、結局手術できなかった私は、
数週間後に気管支鏡検査も体験することになるのですが、、、
「とにかく、私はいま夫を残して死ぬわけにいかないので、
手術します、直してください!」
みたいなこと、言った気がします。
そして、梅ちゃん先生がニコニコして、
「よかった、ちょうどさっき外科の〇〇先生と話をして、
今なら時間空けてくれるそうなので、
このあと外科に回って、手術の話を聞いてください」
なんだかキャッチセールスみたいだな、と内心クスリとしながら、
「ありがとうございました。」と部屋を出ました。
つづく