一石二鳥でビシッと決めちゃおう!
それから、毎日のように彼から電話で
「なぁ、早く死んでくれないかな?」
「お前を殺せばお腹の子も死ぬから一石二鳥だよね?」
など言われていて、精神的に参っていました。
耐えきれなくなった私は、彼の母親に電話をし
今までの事を、全て正直に伝えました。
それから、話し合いになり、彼が泣きながら土下座をしてきました。
「もう暴力はしません。」
初めて見た彼の姿に、私は彼を信じようと思い、
やり直すことにしました。
当時の私は、本気で彼の暴力が治り、幸せになれると思っていました。
今振り返って、考えてみるとそんな可能性は0なのにとハッキリわかりますが
当時の私にはわかりませんでした。
彼の母親が心配だということで、1か月弱でしたが彼の実家で同居しました。
彼のご両親、祖母、叔母が住んでいる環境、
まだ1~2回しか会ったことも無い夫の家族との生活、
それに加えつわりが酷かった私にとってかなりのストレスになりました。
つわりで苦しんでいる私に
叔母は「妊娠は病気じゃないんだから」と言ったり
ずっと吐いているだけで
切迫流産して絶対安静で動けない私に義母は
「ずっと動かないで運動しないから体調不良なんじゃない?」
「いつもそんなにダラケてるの?私はつわり中ちゃんと全部家事出来たけど?」
ご飯も食べられず、水分も取れず動けない私に義父は
「嫁に来た立場なのに家事の一つもろくにしないで寝ているだけなんてどういうことだ」
と私に怒鳴ったりしました。
私は耐えられなくなり
彼と2人で住んでいたアパートに戻りました。
その時、私は初めて血を吐きました。
勝手な推測ですがストレスで胃が痛かったのでストレスが原因だったのではと思っています。
血を吐くと、胃と喉やその奥?が痛く、常に異物感があるような感じがして非常に辛かったです。
それから夫2人で住むようになったのですが毎日暴力されました。
今考えると、子供を産むと決めたわけですから
お腹の子供を守るためにも、夫から離れたほうがいいと思いますが、
当時は、その簡単な判断が出来ませんでした。
出産までは、生まれる前日までほぼ毎日性行為を強要されたり
「今度は本当に流産してしまうかもしれない」何度も「止めてと」言っても
強要も暴力も無くなることはありませんでした。
切迫流産を2回もした為、出来るだけ安静にと医者に言われていたので
そのことを夫に伝えてもわかってもらえませんでした。
「口でやってあげるから我慢して」と言っても、1日に2、3回出して上げないと
満足せず、暴力を振う夫でしたから、本当に大変でした。
私の結婚前の貯金を渡して「これで風俗行ってもいいから」と言っても
夫は頑なに行かず、絶対に私の元へ来ました。
この頃の暴力について、
ほぼ毎日暴力されていたので、その内容を全て書くとかなりの量に
なってしまうので1つだけ書きます。
日々物忘れをしてしまうこともあるのに、こういう記憶だけは鮮明に覚えていて
忘れてしまう事は出来ないんですよね。
妊娠8か9か月だったころの話です。
お腹が大きくなり夫の性的欲求を満たすことが出来ない私に苛立ったのか
夫は私の顔を何度も殴り、立てなくなった私の頭を何度も踏みつけました。
自分より身体の大きい成人男性に思いきり踏みつけられ、硬い床に何度も強打られて
よく死ななかったなと思います。
そして仰向けで倒れている私のお腹の上に乗って来て首を絞めてきました。
一度首絞めで落とされました。
そして意識が朦朧としている私をそのまま外に出しました。
私の格好はTシャツ一枚にズボンを履いただけだったので寒かったです。
この時の私は鼻血が大量に出ていて額は割れ、顔が血まみれでした。
本当に殺人現場かよってなるくらい血まみれです。
外に追い出され、そして血まみれな私は、どうしていいかわからず暫く物陰に隠れました。
しかし、やはり、外は寒く、お腹も大きく辛かったのと
長い間外に出ていたし、午前1時を回っていたのでもう寝ているかな?と思い私はこっそり家に戻りました。
するとまだ怒りは収まっておらず、玄関を開けたすぐ近くで待機しており
腕を掴まれ家に入れられて、また殴られ、蹴られました。
何度もお腹を殴られたので、私は、お腹が痛くなりました。
「お腹痛い」と言い、私は床に蹲ったまま動けなくなりました。
1時間くらい動けませんでした。あまりの痛さに唸ってしまいました。
すると夫は私のお腹を何度も蹴飛ばしてきました。
爆笑しながら「死ね」「ざまあみろ」「自業自得」と言い私の顔に唾を吐き出したりしてきました。
そして何度も蹴とばしたり踏みつけらりしてわたしの反応を楽しんでいました。
夫は爆笑しながらその様子を自分のスマホで撮影していました。
顔を殴られると、どうしても反射で腕で顔を覆って守るようにしてしまいます。
すると夫は「お前が守るのはお腹だろ?母親の自覚ないの?」と言ってきて
両腕でお腹を守るようにすると顔を殴ったり踏んだりしました。
それでもどうしても反射で顔を腕で隠すようにしてしまうんです。
するとお腹を殴って来るのです。
「あれー?お母さんどうしたのかなー?」と言いながら。
その繰り返しでした。
やっと落ち着いたのはもう朝方の5時過ぎでした。
今思い出して書いても、嘘のような酷い話ですが、本当に起こったことです。
このようなことがほぼ毎日、日常的に繰り返されていました。
このことは裁判で提出しました。
勿論事実ですので、夫は上記の事を否認せず認めています。
ですが「暴力されるのは私のせい、私に原因がある」という内容が書かれた
言い訳の主張書を出していました。