お、ねだん以上方言
方言 ホッとする安心
AORを布教(?)したアーティストを奉るコーナー
「AORのサンプリング・カバーありがとう!」
今回、奉るアーティストは
East end×Yuri(イースト・エンド・アンド・ユリ)である
うわ~懐かしい・・・
かつて大ヒットし、J-ラップの世界を一気に世に認知させた
普及のユル名曲「DA.YO.NE」である
世代直撃のDannaとしては、なんともあの頃のワクワク感が蘇る
郷愁の1曲だ
East end×Yuriは、日本の4人組ヒップ・ホップ・ユニットである。
レコード会社社長のインスピレーションによる鶴の一言で組むことになった、
3人組ヒップホップ・グループのEASTENDと、
篠原涼子なんかも加入していたアイドル・グループ、
東京パフォーマンス・ドールのメンバー、市井由里による特別ユニットであった
1994年にはアルバム「Denim-ed soul」とシングル「DA.YO.NE」をリリース。
「だよね~」とダルそうに連呼し、男女のかけあいがある曲であったが
なぜか耳に残り、予想以上にリスナーの心を掴む
ヒットの仕方は結構特殊で、北海道・九州の外資系CDショップから人気に火が付く、
という地方発信型の盛り上がり方であった。
ゆえに・・・後にシンガーを替え、
「だよね~」の部分を「SO.YA.NA」「DA.BE.SA」「DA.CHA.NE」などと
方言に換えたバージョンも多数制作されることになる。
チャートは最高位3位を記録し、CDの売り上げはミリオンを達成
「だよね」は、セカンドシングルとなった「Maicca~まいいか」と共に
1995年の流行語大賞にもノミネートされるほどの社会現象となるのである
ついでに年末の紅白歌合戦にも出場し、
完全にJ-POPのシーンを席巻してしまったのである
おお~
なんだか楽しいですなぁ~
「だよねーだよねー」って、
Dannaもよく友人とかけあっていたような気が・・・
アメリカではヒップホップ、ラップが当たり前になっていた時代、
日本語ラップという珍しい文化をキャッチーに提示してくれた、
我が青春の1曲なのである
しかし、こういうユニットの悲しい所で、後が長く続かない
メンバーの脱退などもありながら、頑張ってシングルを連発し、
セカンド・アルバム「Denim-ed soul2」も出すのだが・・・
1996年にわずか2年ほどの活動に幕を下ろすのである
んで、この大ヒットした「DA.YO.NE」
実はバック・トラックにAORの名曲がサンプリングされている
ジャズ・フュージョン畑を中心に活躍したギタリスト兼シンガー
ジョージ・ベンソンの「Turn your love around」だ
おお!なんとも爽やかブラコン!
このBGMのキーボード・リフが「DA.YO.NE」で繰り返されている!
この曲、1981年のジョージさんのベスト盤のために用意された、
ビル・チャンプリン、ジェイ・グレイドン、スティーブ・ルカサーが作詞作曲した
まごう事なきAORの名曲である
全米チャートは5位を記録した大ヒットである。
ちなみに豪華ライターたちにはグラミー賞のベストR&Bソング賞が贈られている。
そんなわけで、日本でも後世まで記録にも記憶にも残るヒットとなった
East end×Yuriの名曲・・・
その通奏低音にはAORの息吹が流れていたのである
そんなわけでEast end×Yuriの皆さん、
人知れずAORを広めて頂き、ありがとうございました!
・・・今みんな何やってるんだろう?