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一石二鳥せがた三四郎
ミーティングコーナー、といっても、丸いテーブルを4つのパイプ椅子が囲んだだけのそのスペースで、相葉は、風間から手渡された二枚の履歴書を代わる代わる眺めていた。
そして、二枚まとめてテーブルの上に投げ出すと、
「…どっちもイヤだ」
と、吐き出した。
「は？」
「不採用っ！！」
風間は、散らかされた履歴書をきちんと重ねた。
「不採用とか無いから。このふたりで決まりだから」
「イヤだ」
「いやだっつってもおまえに権限はないんだよ。社長が決めたんだから」
「でもイヤなもんはイヤなんだよ〜」
「なんでだよ、理由を言えよ」
まぁ、聞くまでもなく、風間にはわかっていたけれど…
「あいつら、しょーちゃんを狙ってる！」
フンッ、と鼻の穴をおっぴろげた相葉に、風間はため息をついた。
まったくやれやれ、だよ。
事の発端は、慢性的な人手不足になる前に手を打とうと、風間が櫻井に中途採用を打診したことだった。
その時点で、櫻井はふたりばかり心当たりがあると言った。
そして、採用前提の面通しみたいな形ばかりの面接をここで10分程前に終えたばかりなのだが、相葉ははじめからニコリともしないで応募者の二人にガンを飛ばし続けていた。
最初に来たのは、スーパーサイヤ人のフィギアみたいな髪型の男だった。しかも、髪の色は銀色。
提出された履歴書に、偽りはない。
むしろ履歴書の証明写真のほうがヤバい。
次に来たのはやや明るめの髪色の、ずいぶんと若いにーちゃんだった。
櫻井からそれぞれがざっとどんな人物か聞いてはいたが、風間は自分とはまったくタイプの違うふたりのビジュアルに戸惑っていた。
けれど櫻井がにこやかに「さぁはじめよう」と席についたものだから、その隣でギリギリしている相葉と、なぜかバチバチ火花の出ているふたり、そして、ひとつ椅子が足りなくて立たされっぱなしの自分とで、とにかく面接を始めた。
「じゃ、まぁ簡単に名前と、志望動機を確認させてもらおうかな？」
形式上のものだ、とにかくさっさと済ませてしまおうと、風間は引きつる笑顔で進行を務めた。
「えーと、じゃ、奥の方から」
サイヤ人が立ち上がろうとして、狭いスペースに椅子が引けずにガタガタと音を立てた。
「座ったままでいいよ」
櫻井にそう言われ、背筋を伸ばして座り直したサイヤ人は、案外スッキリとした声で宣言した。
「上田ッス。自分、翔さんに惚れてます。心ン中で、ずっとアニキって呼ばせてもらってます。自分が入社したら、体張って、いやっ、命かけてアニキのことを守ります。左フックには自信あります」
…あ、アニキ…？左フック？
いや…そもそもうちには命をかけるような仕事は…
風間は絶句したが、櫻井はニコニコとそのヤクザの入門宣言みたいな自己紹介を聞いていた。
「次、オレいいですか？」
「あ、はい、どうぞ」
唖然としていた風間に、もうひとりが自分から声を上げた。
「菊池です。櫻井先輩には学生時代、OB訪問でお世話になりました。先輩にあこがれて電○に就職しましたが、すでに先輩は独立されていて…っ…」
「……？」
「それを知ったときは…っ…もっ……この世の終わりみたいで…っ…先輩と一緒に働くことはできないのかと……っ……」
「………？！」
「だからっ…今回っ、櫻井先輩の会社が社員募集してるって…オレっ、今の給料の半分でもいいっす！櫻井先輩っ…オレを選んでくださぃっ！お願いしますっ！」
…給料半分で悪かったな、と風間は思った。
菊池は泣いてこそいなかったが、感極まった様子で、テーブルにおいた拳を血管が浮き出るほど強く握りしめていた。
「あのですね…」
実はふたりとももう採用するのは決まってるんだよと言いかけた風間を、櫻井が相変わらずニコニコしたまま軽く手を上げて制した。
となりでは相葉が、待てを食らったドーベルマンみたいにギリギリしたまんまだった。
おそらく、櫻井に何も言うなと含められているのだろう。
なんだかんだいっても、相葉は櫻井には逆らわない。
「おまえっ、ざけんなよっ？！オレのがアニキとの付き合い長ぇんだ、てめぇみたいなクソガキに何ができるっつーんだよ？」
「はぁ？クソガキってなんだよ、対して年変わらねぇだろうが」
「んだと？てめぇ、いくつだよ」
「23だよ」
「ハっ！」
上田は鼻で笑った。
「悪ぃな、オレは34だ」
「…はぁ？！」
これには、ざっと履歴書に目を通したはずの風間も改めてびっくりした。
…そうだった…おれと同い年だった。
「…ずいぶん若く見えますけど、ってことは頭の中身もかなりお若いんじゃないんですか？それに、櫻井先輩は完全実力主義者なんです、年功なんか関係ないんですよっ…！」
年上とわかって急にちゃんと敬語になるところはカワイイな、と風間は履歴書をあらためた。
菊池は、まだ…23、若いな…
「なぁにぃっ！おいコラァ！出るとこ出ろやっ！」
上田がガタンと立ち上がるがやっぱりスペースが足りなくて上手く立てない。
中腰の上田に胸ぐらを掴まれながら、菊池が毒づく。
「上田さん、でしたっけ。学習能力ないんですか？そ
年で短気とかありえないすよ」
年で短気とかありえないすよ」
「ぁんだと、てめっ…！」
上田の左腕が高く上がる。
あっ…と風間が声を出そうとしたとき、その拳を掴んだのは、櫻井だった。
「ダメだよ、言ったろ？おまえの負けず嫌いは長所だけど、キレやすいのは短所だって」
上田は塩を振られたナメクジのようにしゅるりと小さくなった。
「風磨、おまえはただでさえ誤解されやすいんだ、もう少し落ち着こう、な？」
菊池も、とんがらせていたくちびるをきゅっと結んだ。
そんなふたりを満足そうに眺めてから、櫻井は、テーブルの上で手を組むと、社長然として、宣言した。
「ふたりとも、採用！来月から、よろしく」
と、いうわけで、ひと回り年の違う中途採用同期のふたりは、櫻井に無理やり握手をさせられ、小さなエレベーターにふたりで押し込まれて帰っていった。
「風間くん、来月から、研修よろしくね」
「あ、ハイ」
「相葉くんも、そんな顔してないで、ね？仲良くしてやって、ふたりとも、いいコだから」
「…ハイ」
櫻井は、最上級の上機嫌で、「じゃ、そういうことで」とデスクに戻り、そして話は、残されたふたりの冒頭の会話にもどる。
「だいたいさ、何？上田？オーストラリアでボクシング修行中にしょーちゃんに出会ったのは運命です、とか履歴書に書くようなヤツだよ？なんだよ運命って。意味わかんなくね？」
運命というならまさしく自分と櫻井との出会いこそが運命だ！と相葉の鼻息は荒い。
「けど、社長が採用って言うんだから、どこか見どころがあるんだよ」
「上田はバカそうだからまぁいいとして、問題は菊池！こいつだよ、こいつ！しょーちゃんち行ったことあるらしいんだよ！ダメでしょ？その時点で！」
「…どの時点だよ。おまえの方が意味わかんないわ」
「とにかくオレは認めない！」
「おまえが認めなくても、来月から研修入るから。くれぐれもいじめたりすんなよAB！」
「血液型は関係ない！ABって言うな」
「良い人材だと思うよ？」
短い時間だったけど、風間はふたりから、とんがった見た目とは全く異なるなにか柔らかいものを感じた。
雨の夜、電柱の影の捨て猫に、そっと傘をさしかけるような、そんな優しさ…
「それに、なんだかんだ、ああいう組み合わせが案外上手くいくんだよ」
「…上手くいく…」
上手く…？と、相葉はぶつぶつとつぶやくと、ぽんっ！と手を打った。
「風ぽんっ！」
「な、なにっ？！」
「いいこと考えた！」
ヤメロ、おまえのいいことはロクなことじゃない、と風間が耳を塞ぐ前に、相葉が「オレ天才！」みたいな顔をして言った。
「あいつらが付き合っちゃえばいいんだよ！」
…あぁ、神様…
風間は、くらりとめまいを覚えた。
「よしっ！オレ、研修のプログラム作る！」
あいつらは仲良くなれるし、しょーちゃんは守れるし、まさに一石二鳥じゃん！
「風ぽんも協力してよ？」
「…まじか」
…どんな研修プログラムを組んだらあのふたりが付き合う結果に導かれるのか。
それよりも、おまえと社長のラブラブっぷりを見せつけたほうが早いんじゃないかと思わなくもないが、それだとふたりとも逃げだしちまうかもしれないな…
もしくは…逆に煽っちまうか…
あぁいうタイプにさらに火がつくと、面倒極まりないことになるのだろうが、そっちの可能性の方が高いか。
風間は、さっそく自分のデスクにもどってパソコンをにらみ始めた相葉と、その後ろ姿をニコニコ、いや、ニヤニヤと眺める櫻井を交互に見やって、またため息をついた。
もしかしたら、櫻井はあのふたりの撃退に燃える相葉を見て楽しむつもりかもしれないぞ…
社長って…
「たぬき親爺確定だな…」
未来が、見えた気がした。
「風間さん、電話です」の声に呼ばれて受話器に手を伸ばしながら、風間はちょっと笑った。
来月から、㈱サプライズは色んな意味で、ますます楽しくなりそうだった。
世界一の「一石二鳥」へ
みなさん、こんにつあー
さてさてMHWでは今週の金曜日 午前9:00から・・・
ついにﾏﾑ・ﾀﾛﾄの再配信が一週間限定ながら始まりますよね♪
5月25日・・・MHWの発売日が1月26日でしたので、まぁ月毎に課金していたらちょうど課金の切れる時期のﾏﾑ・ﾀﾛﾄ配信・・・本当によく配信ｽｹｼﾞｭｰﾙ考えられてますよねwww
そんなﾏﾑ・ﾀﾛﾄですが、今回は一週間と短めの配信なので少し残念ではありますが、その分は前回の配信時には手探りでやっていたﾏﾑ・ﾀﾛﾄも今回は攻略法も色々分かっているので、事前からしっかり準備して挑戦する事も可能となりますよね
私も前回の配信時は対ﾏﾑ・ﾀﾛﾄ用の装備を組むのとか後回しで、ろくにｶｽﾀﾑ強化もしてない武器とかも使っていましたけど、今回はわりと準備万端で挑めそうなので前回の配信時よりかは効率的に狩れるのではないかなと楽しみにしております
で、あくまでも前回のﾏﾑ・ﾀﾛﾄと同じ内容と想定した場合なんですが、ﾏﾑ・ﾀﾛﾄの攻略法としては、、、
①1回目はｴﾘｱ1で痕跡集めに集中して帰還してから、2回目で討伐する
②1回目はｴﾘｱ1で属性特化の装備か肉質無視の攻撃が出来る武器で破壊王を付けて、ﾌﾙﾊﾟﾜｰで殴って可能な限り部位破壊をしてから帰還してから2回目で討伐する
この二通りのﾊﾟﾀｰﾝがあると思います
野良なんかではなかなか意志疎通するのが難しいので色々難しい面はあるんですけどね、ﾌﾚﾝﾄﾞ部屋やｻｰｸﾙ部屋でしっかり意志疎通が取れるのであれば効率から言えば②の方が圧倒的に時間がかからない感じとなります
では②の場合どのように立ち回るかですが、これは例えば肉質無視の高火力攻撃が叩き込めるﾁｬｰｼﾞｱｯｸｽであったり、双剣やﾗｲﾄﾎﾞｳｶﾞﾝ等の属性攻撃に相性がいい武器を4人が担いでいく事を前提にしまして、ﾏﾑ・ﾀﾛﾄに1乗りを決めて拘束してる間にﾌﾙﾊﾟﾜｰで殴って部位破壊を済ませて帰還というものですね
ちんたら痕跡集めをするより遥かに時間もかからず、またしっかり狩りをしながらやれるので眠くならないというまさに一石二鳥な方法で、可能であれば②の方でやりたいという方がほとんどなのではないですかねw
という事で今回は対ﾏﾑ・ﾀﾛﾄ用の主に1回目の追跡ﾚﾍﾞﾙ上げのときや、2回目の黄金を剥がすまでに使える破壊王を積んだ属性ﾗｲﾄﾎﾞｳｶﾞﾝ装備をご紹介したいと思います
・ﾗｲﾄﾆﾝｸﾞﾌﾞﾘｯﾂⅢ
・ｶﾞｲﾗﾌﾞﾘｯﾂ狙撃
まずはごくごく当たり前ですが、対ﾏﾑ・ﾀﾛﾄ用のﾗｲﾄﾎﾞｳｶﾞﾝの選択肢は電撃弾が速射出来る事が大前提となりますよね
なので選択肢は上記の2本となりますが、まぁ理想はｶﾞｲﾗﾌﾞﾘｯﾂ・狙撃があると一番かなと思います(^o^)
で、ｽｷﾙの組み方なのですが、ﾏﾑ・ﾀﾛﾄは黄金纏い時は痛撃が効かないので、属性会心等のｽｷﾙはあまり有効ではないので、必然的に見切りであったり渾身であったり達人であったり、属性ﾗｲﾄﾎﾞｳｶﾞﾝによく使うｽｷﾙが使えません
そんな中で私が対ﾏﾑ・ﾀﾛﾄ用に作ってみた装備がｺﾁﾗになります
・体力増強型
・弾薬節約 火力型
弾薬節約型の方はｽｷﾙの画像には入りきってませんが、弾薬節約も発動しているので、火力 弾持ちも申し分なく、対ﾏﾑ・ﾀﾛﾄではかなりの火力が期待できますね
体力増強型の方はｴﾘｱ2以降もﾗｲﾄﾎﾞｳｶﾞﾝで立ち回る場合の追跡ﾚﾍﾞﾙが上がった2回目以降のｸｴｽﾄで生存に不安があればって感じのｽｷﾙ構成ですね
因みにﾗｲﾄﾆﾝｸﾞﾌﾞﾘｯﾂで弾薬節約型を使う場合は同じｽｷﾙを発動させるには武器の空きｽﾛが足りないので、ﾌﾙﾁｬを落として攻撃珠をひとつ増やす感じですかね(^o^;)
雷属性強化は3つまで積めばそれ以上は効果が薄いので、3以上は積まなくて大丈夫です(^ω^)
ちょっと今はﾏﾑ・ﾀﾛﾄで使った画像が撮れないので申し訳ないのですが、まぁ黄金纏い時はとにかくこの雷属性攻撃に破壊王を付けた装備であればびっくりするくらい早く黄金を剥がせるので、次回のﾏﾑ・ﾀﾛﾄ配信までに用意しておくといいかもしれません
そして対ﾏﾑ・ﾀﾛﾄの追跡ﾚﾍﾞﾙが上がったあと、2回目以降のｸｴｽﾄで黄金を剥がしたあとですが、雷属性ﾗｲﾄﾎﾞｳｶﾞﾝのままで斬裂弾を射ってもいいのですが、、、
・ﾎｰﾈｽ=ﾀﾞｵﾗ
・ｶﾞｲﾗﾌﾞﾘｯﾂ追撃
せっかくなら最後まで属性押しで氷結弾の速射が出来るﾗｲﾄﾎﾞｳｶﾞﾝも用意して、最終ｴﾘｱの氷が弱点に変わったﾏﾑ・ﾀﾛﾄも属性で押し切ってみてもいいかもしれませんね(^ω^)
まぁ最後ｴﾘｱは睡眠爆破2回もやれば角は折れるはずなので、ｼﾞｮｰﾍﾋﾞｨとかで睡眠弾と徹甲榴弾でﾊﾒた方が早く終わりますけどwww
H「ｶﾞﾀｯ!！」
という事で前回のﾏﾑ・ﾀﾛﾄで鑑定武器はもう満足している方、今回こそはと意気込んでいる方様々だとは思いますけど、せっかく期間限定の配信ですしね、またこうした事前準備をするあたりからﾏﾑ・ﾀﾛﾄを楽しめればそれが一番なのかなと思います
あ、私ですか？私は今回のﾏﾑ・ﾀﾛﾄはそこそこ頑張ります←
今ﾊﾟﾜﾌﾟﾛのﾄﾛﾌｨｰｺﾝﾌﾟでめっちゃ忙しいからw
ではでは～
See you……..