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嵐が2020年いっぱいで活動休止するまでの2年間の経済効果は約3249億296万円-。関大の宮本勝浩名誉教授(74)が嵐の経済効果を試算し、30日発表した。
宮本氏は「試算して驚いた。考えられない数字。プロ野球の優勝でも500~600億円。ほぼ毎日営業する東京ディズニーランド(TDL)に匹敵する数字」と語った。
宮本氏は嵐のファンクラブ会費やコンサートに来場するファン、交通費や宿泊費、CD、DVD、グッズの売り上げなどをベースに試算した。
嵐のファンクラブ会員数は約250万人と言われ、年会費が1人4000円。会員費だけでも約100億円と見積もった。さらにコンサートでは19年12月までに全50公演あると仮定し、約225億6250万円と算出した。
コンサートに来場するファンの交通費、飲食費、宿泊費などを約196億1893円と試算した。さらにファンがCD、DVD、グッズなどを積極的に買い求めることなども加え、19年の日本全国での嵐の経済効果は約1505億9189万円と試算した。
ラストイヤーとなる2020年についても、宮本氏は「大いに盛り上がることが想定でき、ファンクラブの会員の増加、CD、グッズなどの売り上げは急増するでしょう」と予測。2020年は約1743億1107万円になると推定した。19年、20年のラスト2年間での経済効果は約3249億296万と算出した。
宮本氏はかつて試算したアイドルグループとも比較し「AKBの経済効果約565億円(11年算出)やSMAPの経済効果約636億円(18年算出)と比較すると空前絶後です」と驚いた。
さらに他のジャンルと比べても「最近はプロ野球の優勝でも1000億円には届かない。だいたい500~600億円」。嵐の経済効果を唯一、比べることができるとしたら「TDLかユニバーサル・ジャパン(USJ)しかない。ただ2つのテーマパークはほぼ毎日営業している」と空前絶後の数字の“すごさ”を説明した。
異例の数字の要因について「ファンクラブの会員数がケタ外れ、コンサートの集客力がすごい」と分析。宮本氏は「日本経済にとっも大きな損失になる」と指摘した。
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