民主主義は何故サントラを引き起こすか
原題:Mile 22
2018/アメリカ 上映時間95分
監督・製作:ピーター・バーグ
製作:マーク・ウォールバーグ、スティーブン・レビンソン
製作総指揮:スチュアート・M・ベッサー、ジョン・ローガン・ピアソン、グレアム・ローランド、ドナルド・タン、ジョナサン・グレイ、マシュー・ローズ、ジャド・ペイン、ランドール・エメット、デレク・コリソン、サム・スレイター、スコット・カーメル、デビッド・バーノン、ワン・チョンジュン、ワン・チョンレイ、フェリス・ビー、ロバート・シモンズ、アダム・フォーゲルソン
原案:グレアム・ローランド、リー・カーペンター
脚本:リー・カーペンター
撮影:ジャック・ジョフレ
美術:アンドリュー・メンジース
衣装:バージニア・ジョンソン
編集:コルビー・パーカー・Jr.、メリッサ・ローソン・チャン
音楽:ジェフ・ルッソ
出演:マーク・ウォールバーグ、ローレン・コーハン、イコ・ウワイス、ロンダ・ラウジー、ジョン・マルコビッチ、CL、
パンフレット:★★★☆(750円/コンパクトなパンフ。ギンティ小林さんの武装図鑑が100点!)
(あらすじ)
何者かに国家レベルの危険物質が盗まれた。その行方を知るリー・ノアー(イコ・ウワイス)は重要参考人として政府の保護下にあったが、そんなノアーを抹殺するため武装勢力が送り込まれる。ジェームズ・シルバ(マーク・ウォールバーグ)率いるCIAの機密特殊部隊はノアーを国外脱出させるため、インドネシアのアメリカ大使館から空港までの22マイル(約35.4キロ)を、武装勢力の攻撃を浴びながら、ノアーを護送するミッションに挑む。(以上、より)
予告編はこんな感じ↓
80点
※本作は、ネタバレを知らないで観た方が面白いので、未見の人は読んじゃダメ!m9`Д´) ビシッ
※今回の記事は、のネタバレに触れているんですが、ネタバレを知らないで観た方が面白いので、未見の人は読んじゃダメ!m9`Д´) ビシッ
※今回の記事は、のネタバレに触れているので、気をつけて!
最初に「マーク・ウォールバーグ主演のアクション映画」と聞いた時はあまりピンと来なかったものの、これでウォールバーグとは4作目となるピーター・バーグ監督作であり、何よりも出演作は必ず観るほど大好きなイコ・ウワイスが出演するとなれば、鑑賞は義務レベルに急上昇。公開からまだ1週間経っていない1月下旬某日、を利用して、でを観てから、で観て来ました。「そ…ッ、そうきたかァ〜ッ(`Δ´;) ヌゥ」と思ったり。
7番スクリーン、半分ぐらいはお客さんがいたような。
鑑賞後の僕の心境を代弁するを貼っておきますね(より)。
物語は、CIA工作員ジェームズ・シルバ(マーク・ウォールバーグ)率いる実戦部隊「チャイルド」が、ビショップ(ジョン・マルコビッチ)が指揮する監視チーム「マザー」のサポートを受けつつ(総称「オーバーウォッチ」作戦)、ロシアのセーフハウスを急襲するところからスタート。諜報員を皆殺しにして「メンバーの顔見せ」が終わると、映画の舞台は、東南アジアの架空の国“インドカー”に移りまして。“テロに悪用されたら超危険な物質”が行方不明に→その行方を唯一把握している警察官リー・ノア(イコ・ウワイス)はアメリカへの亡命を希望→「飛行機に乗るまでパスワードは言わない!(・д・) イワナイ!」ということで! アメリカ大使館から空港までの22マイルを護送することになるんですが、「マザー」の通信が傍受されていたため、インドカーの保安局長である with その配下たちによるハードな襲撃を受けまくるのです。
シルバたちは、警官にしては戦闘力が凄まじく高いノアを護送することになりまして。
別の地域から監視する「マザー」と協力して任務を遂行しようとするのです。
で、「重傷を負った部下が自ら捨て石になる」的な展開を2度経てから、「あなたはのことが大好きなのね (´∀`=) アラアラ」と観客をホッコリ気分にさせるマンション戦闘を繰り広げたり、を爆殺したりして、何とか飛行場に到着。ノアからパスワードを教えてもらって、めでたしめでたし…と思いきや! なんとノアはロシアからの刺客で、「マザー」も襲撃を受けて全滅。すべては“序盤の急襲で息子を殺されたロシア高官”による「オーバーウォッチ殲滅作戦」であり、1人生き残ったシルバはムードながらも復讐を誓う…ってな調子で終わってましたよね、確か。
シルバが18歳の諜報員(a.k.a.高官の息子)を殺したので、本気を出したロシアのお母さんに潰されちゃったというね。
実に面白かったです。予告編を観て、僕はすっかり「スペシャリストが揃った精鋭チームが護送しながら大活躍する(1人ぐらい裏切り者がいる可能性アリ)」という、至極ストレートな「護送モノ」だと思っていたんですが、しかし。ステゴロ担当要員と信じていたロンダ・ラウジーがまだ護送の序盤なのに爆弾で重傷を負った挙げ句に「敵を巻き込んで爆死」と、スゲー早めの退場をするから「あれ?(゚Д゚) オカシイナ-」と違和感を感じて。しかも、その後も“完璧な頭脳”のハズのビショップが無線を傍受されて指示が筒抜け
ということに気付かない→対応が後手後手だから、まったくスゴく見えないし、なんだろうな〜と思っていたら、「精鋭チームがハメられて潰される話」だったから、前述のように「そ…ッ、そうきたかァ〜ッ(`Δ´;) ヌゥ」と。近作ではをやりたいのかと思ったらオチでどんでん返しがあったを非常に連想いたしました(種明かしショットなども含めて)。本作のポスターやチラシには「世界をダマす、究極のミッション」なんてキャッチが書かれてましたが、これは本作自体を指していたってことでしょうか。もうね、すっかり騙されてしまって(苦笑)、ちょっと感心いたしました (ノ∀`) ワタシマケマシタワ
このマルコヴィッチ、劇中ではまったく“完璧な頭脳”に見えなかったです。
なんとなく、すっかり騙された割には偉そうなを貼っておきますね(より)。
アクションも面白かったですな。さすがはピーター・バーグ監督、市街戦はお手の物って感じで迫力があったし、イコ・ウワイス絡みの格闘描写も実にっぽくて楽しかった(まぁ、カメラがグラグラしすぎな気もしましたがー)。つーか、ピーター・バーグ監督は、最初はイコ・ウワイスとロンダ・ラウジーをメインにして&みたいな映画を撮りたかったそうで、本作はところどころ「ザ・レイド」感が漂っていて、微笑ましかったですよ (´∀`) スキナノネ つーか、僕的にはハリウッドの映画でイコ・ウワイスが重要な役割をもらえて活躍したのがとてもうれしくて、そういう面でも大好きな映画でしたね。
もっと出番が少ないかと思ったので、イコ・ウワイスの見せ場が結構あって良かったです。
マンションに逃げ込んでからはモロに「ザ・レイド」でしたな。
ちなみに、保安局長を演じた、僕好みの映画で見掛ける率が高いような。
ただ、微妙に感じた部分もあって。「いくら新しいキャラクター像を生み出したかったにせよ、マーク・ウォールバーグ演じるシルバはあまりにイヤな奴では?(部下への叱責がヒドい)」とか「『マザー』の場所を突き止めるための作戦だとしても、大がかりすぎでは?」といったことではなく。正直なところ、大暴れを期待していただけに、ロンダ・ラウジーの早めの退場はかなり切なかったですねぇ…(遠い目)。その代わりにローレン・コーハンが頑張っていたものの、もっとロンダ・ラウジーの活躍が観たかった…観たかったのです… (ノω・、) グスン あと、パンフに監督が寄稿されていて、書かれていたことはさすがだったものの、を思い出して複雑な気分になったということも書き残しておきましょう。
ロンダ・ラウジー、ちょっともったいなかったのでは。
てなワケで、いろいろ書きましたが、トータルすると面白かったYO!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ! ハッキリ言って、僕的には今までピーター・バーグ監督がマーク・ウォールバーグと組んで撮った実録映画3作よりも好みだったし、ウォルバーグがイコ・ウワイスに復讐する続編にも期待しているほど。たぶん気付かなかった伏線とかありそうなので、もう1回観たいところですが、1ヶ月フリーパス、1月28日で期限が切れちゃうんだよなぁ…な〜んて文章を書く46歳ってケチだと思うかい? 以上、唐突かつタメ口で読者に問い掛けてみたところで、この駄文を終えたいと思います (゚⊿゚) ナニコレ
デジタル盤のサントラを貼っておきますね。
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