カタログ きょう、ロマンスカーで。
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印刷資料のないキャンピングカーですが、テッツRVセンターのスーパーエースを検討したいと思われる方は結構いると思いますので3年間乗った感想です(ご参考まで)
スーパーエースはスーパーロングでないロングワイドのハイエースがベースです。
大手ビルダーのように完成モデルがあるわけではなく、希望を聞きながら1台毎に手作りで作る会社なので、カタログがありません。ですからキャンピングカーの初心者には検討するのが難しいところが難点です。
私もそれ以前にアルファード自力改造で車中泊は5年ほどしていましたが、キャンピングカーは初めてでしたから、各装備が自分に必要なのか良く分からず、家庭用エアコンなんか本当に必要なのか?発電機なんているのか?温水ヒーターなんて必要なのか?全然判断がつきませんでした。
スーパーエースに3年使ってみてわかったこと
●この車いいところは、運転が楽なことです。(高さは2.7mあるので注意が必要)
キャンピングカーにしては小さめの車体に2700ccのガソリンエンジンなので、登坂路などでは2000㏄ベースの車両に比較して比較してエンジンパワーに余裕があります。(カムロードベースのガソリンエンジンの車両と乗り比べたことがあります)
200系ハイエースはもともと横風に弱いので、足回り強化は必須ですが、高速巡行は警察に注意を受けそうな速度で走れます。(注、あくまで受けそうなです・・・)
車幅がハイエースなので、スーパーの駐車場に普通に入れます。長さもアルファードより短いので駐車スペースから頭がはみ出して気になることはありません。後ろのオーバーハングがノーマルなので、バックで駐車時に車止めにタイヤが付くまでバック可能です。
●ハイエースがベースなので、車両の耐久性には定評があります。中古車の走行距離と流通価格を見れば明らかです。
●サイド、及びリヤのオーバーハングが少ないので、タイヤへの荷重負担が少なくバースト事故の危険性が少ないとはテッツRV赤松社長の見解です。またバンコンで車体がベース車両の金属製なので、衝突や横転時の破壊に対する強度も強いとのこと。
●4型ハイエースワゴンGLがベース車ですが、乗り心地は結構良く突き上げ感はアルファードからの乗り換えでも気になる程ではありませんでした。
●この車の難点はキャブコンに比べると車内のスペースが少ないことです。
(車内で立てるだけの天井高はあります)したがって収納も少ないです。長期旅行の衣類を乗せるには、布製衣類ケースなどにいれてパンクベッドに置き、寝る時は運転席側に移動させるなど工夫が必要。ですが二人+犬の使用状況なら十分に寛げます。
豪華で綺麗な内装は苦手と社長が言ってましたが、機能優先でできていますのでセレブ感は無いです。
●発電機は車内では音がうるさい、ホンダEU16iですが音は間仕切りを占めるといくらかましになる、社外からはアイドリング程度にしか聞こえない。匂いは気にならないように使うには慣れと対策が必要
3年使ってみて装備の評価(スーパーエースに限らず、装備を使用してみての感想を含む)
●使ってみて一番これはいいと思ったのがFFヒーター
●次に便利と感じたのが車内のトイレ、個人の評価が分かれるところですが、我が家では必須、雪中や豪雨の車中泊で外のトイレに行くなんてなんの修行?って感じです。
●清水タンクは飲み水として使うには微妙、飲み水、料理用にはペットボトルの水が便利
タンクを使った後はカビ対策として、タンク内の乾燥とたまにミルトンなどで消毒が必要
●フレキシブルソーラーパネルは耐久性が疑問(屋根の熱で壊れるのが早く2~3年で壊れる)(安いのでドンドン変えればOK)
●サブバッテリーは消耗が早いの2年で交換が必要
●発電機は最後の手段として家庭用電気を確保できるし、緊急充電用としてもあると安心
●この車のパンクベッドは床面が固い、背中が痛いのでキャンプ用のマット等を使う必要があるものの私は爆睡してしまい、家よりも良く寝られる。
●スーパーエースの間仕切りドアは閉めた時は良いが(開いたままにするときのの固定方法が上手く処理できていないので)、この点自分の使用状況に合わせて工夫が必要
●ハイルーフ横の小窓はパンクベッドで寝た時の丁度頭の少し上あたりにあり、寝ていて外の様子が見えるので開放感があって良い
●発電機があるのでサブバッテリーは2個なら十分。うちはシングルですが、モバイルバッテリーを走行充電しながら照明や通信等工夫しています。個々の使い方による部分が大きいですが我が家では1週間の北海道旅行も電気不足は無かったです。
●RVパークやキャンプ場など電源が使えるところも多くなって来たので、エアコン冷え冷え車中泊も可能。
購入時の装備に関する迷い。
この車にはベーシックパッケージとフルパッケージの2種類の基本バリエーションがあります。
キャンピングカー初心者は絶対フルパッケージがお勧めです。
ベーシックパッケージは価格は安いですが、初心者には何が必要か不要か判断が付かず、あとで追加はかえって高くつくし、電気関係の装備などはバランスの取れたシステムが重要なので素人には難しいです。
フルパッケージは
パンクベッド、対面ダイネット、テーブル、2口ガスコンロ付きギャレー、清水タンク、排水タンク、冷蔵庫、電子レンジ、家庭用エアコン、発電機、ポータブル(又はカセット)トイレ、サブバッテリーシステム、、ファンタスティックのベンチレーター、カーテン一式などが標準装備です。
メーカーのサイトではサイドオーニングが標準と出ていますが現在はオプション扱いです。
温水ヒーターも現在ではオプションですが、車内でシャワーなんていろんな意味でムリですので要りません
必須のお勧めオプションはFFヒーターとソーラーパネルとピッタリ合うサイクルキャリアです。
フレキシブルソーラーパネル100W
サイドオーニング
(これは個々の使用状況ですがあると便利です。ハイエースのスライドドアはガバッと開くので、できれば電動にすると大雨時にサッとだしてスライドドアからの雨の吹き込みを防いだり、子供さんや犬の乗り降りなどでびしょびしょになるのを防げます。
内装の壁の色はナチュラルや濃いめの茶色などありますがシートの色や、カ
ーテンの色など、自分の好みのインテリアで見本のなかから注文可能です。
うちの車の常備積載品は食器類、大型犬のケージ、とキャンプ野外セット(犬用のキャンプ椅子 小川キャンパルのハイバックチェア×2、竹の天板のテーブル、カーサイドタープ)を常時積んでいます。
キャンピングカーは家みたいなもので使用状況が個々に違いますので、自分なりに使いやすくするためには、自分なりの工夫が必要なのはみんな同じだと思いますが、この車もスペースの制約をどう自分なりに克服するかという工夫が必要です。
でも私は今そこを考えるのが今は楽しくてしょうがないといった状況です。
キャンプやキャンピングカーに関わる私は、楽をする為じゃなく、優雅に旅をする為でもなく、ただ非日常の空間を日常としてサラッと楽しむために、たくさんのお金と時間を使って用意周到に準備して、出先での時間を思いきり味わう事がしたくて、言ってみればとってもメンドくさい作業をいい年こいて喜んでやってるアホな人のような気がします。
でも家族が仲良しでないと楽しめないのも事実、今後も円満にやりたいもんですね!!
犬のかりんが主役の旅ブログはこちら、3年前から全部スーパーエースで行っています。
カミさん担当、
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