渋滞はナショナリズムを超える!?
渋滞について最低限知っておくべき3つのこと
扇ケ鼻の山頂に至ると、2つのことに驚かされた。
1つは登山者の多いこと。
人が通る道を除き、見晴らしのよいフラットなスペースには人が並んでいた。いつもより人が多いのは当然だとしても、まだ混雑というほどではない。人が集まってきてもまだ余裕がある。のんびりとした雰囲気である。登山路が渋滞し、山頂のスペースに人があふれることはない。
もう1つは扇ケ鼻から星生山にかけて山腹がミヤマキリシマの薄い赤紫色に染まっていたこと。
これはもう興奮した。実はこの光景を初めて見たのだ。おそらくこの日の登山者は複数回、或いは毎年、見ているのだろう。毎年でも来る価値がある。
とりあえずどこかスペースを見つけて腰かけ、弁当タイム。空いていたスペースは南側。ミヤマキリシマはちらほら見える場所。
久住山に雲が流れ来て覆い尽くしたかと思えば、雲が流れて山容を現す。(続く)