わきから学ぶ印象操作のテクニック
わき三兄弟
鍵をかけられ仕方なく、
終電はなくなって
いるだろうけど駅に向かった。
終電はなくなって
いるだろうけど駅に向かった。
人の気配がない
明るいだけの駅。
駅から線路沿いを
ずっと歩く。
明るいだけの駅。
駅から線路沿いを
ずっと歩く。
田舎道、途中で線路へ侵入防止の
柵がなくなり、その代りに膝の
高さまで生えた雑草達が、
侵入できないように
はえている。
はえている。
時折、人がのっていない空っぽの
回送電車が目の前を通過する。
回送電車が目の前を通過する。
早く次の回送電車がこないかな
と思いながら線路を眺め続けた。
と思いながら線路を眺め続けた。
動くものがあるだけで救われた。
誰もいない、なにも動かない、
風もふかない深夜、
自分の鼓動だけが動いているような
気持になるのは辛かった。
誰もいない、なにも動かない、
風もふかない深夜、
自分の鼓動だけが動いているような
気持になるのは辛かった。
けれど、だんだん回送電車も通らなくなり
ついに動くものは、なくなった。
ついに動くものは、なくなった。
うつむいて、むくんだ足を延ばし
ていると、車のエンジン音と、
ライトがこっちに向かってくる。
ていると、車のエンジン音と、
ライトがこっちに向かってくる。
私はこんな自分を見られたくなくて、
空気になりすましているかの
ような顔をした。
空気になりすましているかの
ような顔をした。
止まるエンジン音。
スライドドアが開閉される
スライドドアが開閉される
音の次に、複数の人が下りている
気配。
背後に立たれている。
気配。
背後に立たれている。
これは、引きずりこまれてレイプ
とかされるやつ?
そう思ったけど、
とかされるやつ?
そう思ったけど、
『どうぞご自由に』
と、心の中で先に返答した。
「奥さんここでなにしているの」
後ろを振り返ると、同じ作業服をきた
3人の男性がたっていた。
3人の男性がたっていた。
「何も…涼みながら回送電車を見て
いただけです」
いただけです」
「こんな遅くに?もう2時すぎているよ。
危ないよ。おうち近くなの?」
危ないよ。おうち近くなの?」
その作業服は、どこか見覚えがあって
その人たちは本当に
心配してくれている
様子だった。
私は、適当にすぐ後ろにある
アパートを指さして
その人たちは本当に
心配してくれている
様子だった。
私は、適当にすぐ後ろにある
アパートを指さして
「家はそこのアパートなんで大丈夫です。
ご心配おかけしてしまい、すみません」
ご心配おかけしてしまい、すみません」
「いや、なんでもないんだったら
いいんだけど、自殺とかへんなこと
考えてたらいけないと思って」
いいんだけど、自殺とかへんなこと
考えてたらいけないと思って」
「いえ、そんなことは…大丈夫ですので」
話しながら、あの作業服は
線路工事をしている
人だと気がつく。
夜間作業をしながら、
移動途中のようだった。
線路工事をしている
人だと気がつく。
夜間作業をしながら、
移動途中のようだった。
私が、たちあがり
帰宅するそぶりをみせると、
作業員のかたも、安心したようで
車へ戻り発車した。
帰宅するそぶりをみせると、
作業員のかたも、安心したようで
車へ戻り発車した。
その後、また誰かに
心配をかけてはいけないと
思い、日中でもあまり
人がいない公園へ移動して、
ベンチで夜が明けるのをまった。
心配をかけてはいけないと
思い、日中でもあまり
人がいない公園へ移動して、
ベンチで夜が明けるのをまった。
※貞彦さんに特定されないようフェイクをいれています。
すみません。
ぷう助と川へ、ハゼ取りに行きました。
100均で購入したアミ2つと、
500mのペットボトルを切ったもの2つ。
浅瀬の川で、ルールを決めて遊びました。
制限時間30分、
たくさんハゼの子供を取った人が勝ち。
大人のハゼがとれたら5匹分で計算。
大人ながら、本気になりました。
楽しすぎです。
母子家庭、お金はないし、苦しみもあるし、
悲しいこともいっぱいあるんだけど、
それを上回る幸せがあるから、私と
ぷう助はこんなにも、
びしょびしょになりながら、アホなことして
笑えるのだと思いました。
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