何故楽天はわきを採用したか
「もう産まれるからね、
次でがんばるんだよ」
次でがんばるんだよ」
助産師さんに、そういわれ
少子抜けしてしまい
いきみかたがわからなかった。
少子抜けしてしまい
いきみかたがわからなかった。
頭の中ではこの後、数時間は
まだ苦しむと思っていて
意識がはっきりしすでいる
ぐらい、頭がクリアな自分と、
身体の状況がはぐれた。
まだ苦しむと思っていて
意識がはっきりしすでいる
ぐらい、頭がクリアな自分と、
身体の状況がはぐれた。
「いくよー」
助産師さんの声とともに、
両脇の看護師さんが
力いっぱいお腹をおし、
私も、あわせるかたちで
全身に力をいれた。
両脇の看護師さんが
力いっぱいお腹をおし、
私も、あわせるかたちで
全身に力をいれた。
そして、すぐ元気な
産声が聞こえる。
産声が聞こえる。
早やすぎる展開についていけず、
ポカンと口をあけて首の力を
抜いた。
ポカンと口をあけて首の力を
抜いた。
左わき腹に、おくるみに包まれた
ぷう助がくる。
ぷう助がくる。
私の子なのは、わかっているのだけど
2時間前までお腹に
いて、それが今、ここにいて…
なんだか、クリアだった
頭が急にぼやけて、
魂が遊びにってしまったかのように
ぼんやりしてしまう。
2時間前までお腹に
いて、それが今、ここにいて…
なんだか、クリアだった
頭が急にぼやけて、
魂が遊びにってしまったかのように
ぼんやりしてしまう。
そこへ、助産師さんと会話をしながら
貞彦さんがくる。
爽やかな笑みで、他の助産師さん
や先生方へ、丁寧にお礼をいっている。
貞彦さんがくる。
爽やかな笑みで、他の助産師さん
や先生方へ、丁寧にお礼をいっている。
「まぁみさん、ありがとうございます!
本当にがんばりましたね、お疲れ様。
なんて可愛い子なのでしょう!」
本当にがんばりましたね、お疲れ様。
なんて可愛い子なのでしょう!」
最高の笑顔を見せる貞彦さんに
私の遊びに行きかけた
魂は戻った。
私の遊びに行きかけた
魂は戻った。
疲れているフリをして無視をした。
ぷう助は、1度助産師に預かってもらい
私と貞彦さんは病室へ向かう。
私と貞彦さんは病室へ向かう。
ベッドに横になり、
病室で二人きりになると
貞彦さんが小声で
病室で二人きりになると
貞彦さんが小声で
「ぜんぜん駐車場の線が暗くて
みえないのです。これだけ金を払って
いるのに、外に照明もつけられない
なんて、出産を扱う病院は
うまいこと金儲けできてますね」
みえないのです。これだけ金を払って
いるのに、外に照明もつけられない
なんて、出産を扱う病院は
うまいこと金儲けできてますね」
「帰っていいよ」
「そうしますよ。生活のリズムが
くるうと、体を壊しまから」
くるうと、体を壊しまから」
貞彦さんは、いわれなくても
帰る気満々でいた。
帰る気満々でいた。
すぐにカバンを持ち
部屋をでてすぐの
ナースステーションへ
行き、また爽やかなオーラを
かもしだして、看護師さんと
話しているのが見える。
部屋をでてすぐの
ナースステーションへ
行き、また爽やかなオーラを
かもしだして、看護師さんと
話しているのが見える。
私は、ぷう助と二人で
生きていく方法を模索した。
生きていく方法を模索した。
※貞彦さんに特定されないようフェイクをいれています。
※現在は、ぷう助と幸せにくらしています。