結局最後に笑うのは撤退だろう
お父さん、お母さん、撤退は決まってないけど、働く喜びが分かりました
5月14、15日の(抜粋)は次の通りです。
カテゴリ |
当業者 |
投資家 |
取次者経由 |
外国商品先物取引業者経由 |
合計 |
|||||
売 |
買 |
売 |
買 |
売 |
買 |
売 |
買 |
売 |
買 |
|
5月14日 |
15,111 |
4,536 |
15,503 |
28,173 |
4,286 |
9,606 |
10,265 |
2,669 |
46,556 |
46,556 |
5月15日 |
15,766 |
4,439 |
14,933 |
29,113 |
4,255 |
9,772 |
10,986 |
2,448 |
47,353 |
47,353 |
5月8日記事の検証
「」を5月8日に更新。
最新のCFTCによると、5月7日時点NY白金大口投機玉は28,693枚買い越し(前週比4,629枚減)。
翌5月8日東京白金当業者ポジションは、9,811枚売り越し。
NY+東京→28,893枚+(-9,811枚)=19,082枚となりました。
「NY+東京」はだいたい-5万枚~+4万枚の間で推移しており、仮にTOPを打ったとすれば、そのあとはだいたいマイナス圏にまで下落します。(4月15日記事より)
上記カテゴリによると、5月15日の東京白金当業者売り越しは19,697枚。
NY白金は、「4月2日852.50ドル、23,355枚」から想像するに、2万3,000枚近くにまで減少しているでしょう。
ということで、「NY+東京」は4,000枚前後にまで減っていると考えられます。
もうひと押しがあるかどうか、東京の買い越し比率で検証します。
東京白金一般投資家買い越し比率
一般投資家(投資家+取次者経由)買い越し*100/総取組を買い越し比率としています。
昨日の一般投資家買い越しは19,697枚、総取組は47,353枚なので、比率は41.60%となっています。
売り撤退の目安は前回同様、60%を上回ってからでしょうか。
【番外編】取次者経由買い越し比率
取次者買い越しポジションが総取組に占める割合です。
5月14日の取次者買い越しは5,320枚、総取組は46,556枚→取次者買い越し比率は11.43%
5月15日の取次者買い越しは5,517枚、総取組は47,353枚→取次者買い越し比率は11.65%
手元の資料では、新システム導入以降で取次者買い越し比率が10%を越えることはありませんでした。
価格にどのような影響を与えるのか未知数ですが、特に水星逆行終了あたりからの取次者のボリューム、存在感には目を見張るものがあります。
<まとめ>
・白金「NY+東京」は低下傾向にあり、今週末数値が約4,000枚と予想、いずれマイナスと考える
・東京白金一般投資家買い越し比率は昨日時点で41.60%、売り撤退の目安は60%越え
・取次者経由のボリュームが大きくなっており、なんらかの資金が入っているのか今後も注目
お問い合わせ Tel:0120-448-520
(平日8:00~17:00)
日本フィナンシャルセキュリティーズ㈱
谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、農産物、オプション)、証券一種外務員