はじめに誰かが線を引いた。やがて、それがプラベになった。
CAGEMAN ch. さんです。
昨日の記事
※リンク先はアメブロ内の過去の記事です。
で紹介した動画を
補足します。
面倒なことになりそうなので
深く補足することはしません。
ゆるいお気持ちで
お付き合いくださると
嬉しいです。
そもそも、
昨日の動画の出発点は
しばらく前にアップした
ベアリングの比較動画
でした。
古いもので恐縮ですが
2 本あります。
もしよろしければ、
ご覧ください。
※これらの動画のリンク先は YouTube です。
上の動画を
アップロードした後。。。
ベアリング単体ではなく、
1台のRCカーとして
フルボールベアリング化には
どの程度の効果があるのかを
知りたい!
という感じの
コメントを
いただきました。
CAGEMAN ch. さんも
確かにそうだ!と
共感しまして、
今日に至り。。。
今回、実行しました。
撮影現場の
落ち着かない環境で、
シャシをばらして
16 個のベアリングを
交換する。。。
複雑な気分でしたが、
結果を知りたいという
欲求には勝てません。
やるしかありません。
まだ、
ご覧になっていない方、
もしよろしければ、
どうぞよろしく
お願いいたします。
※この動画のリンク先は YouTube です。
実際に比較してみまして、
結果に影響を及ぼしそうな
点がありましたので
お話しします。
主に、
キット付属の軸受けである
プラベアリングの
組込方法についてです。
子供の頃から
駆動系の軸受けは
全てボールベアリングに
交換する!
と刷り込まれてきました。
プラベアリングを
シャシに組み込むのは
ホーネットや
ホットショットを組んだ
当時以来になります。
今回、
プラベアリングを
久しぶりに手にして
少し取り扱いに
迷いました。
下の写真の様な部分は
問題ありません。
凹部にベアリングを
はめ込むだけですから。
プラベアリングは
樹脂製ですから
外力で変形します。
ということは、
ベアリングを固定する際の
ネジの締め付け強度によって
ベアリングが
微妙に変形している?
そう感じることが
ありました。
例えば、
下図にあります
D2 と MA1 です。
CAGEMAN ch. さんの
TT-02(B) の場合は、
プロペラシャフトの両端には
プロペラジョイントが
あります。
そのフロント側の
プロペラジョイントを支える
ベアリングが 2 個ありまして。。。
さらに、
その片方のベアリングを固定する
D2 というパーツが
あります。
※この写真には D2 パーツは写っていません。
MA1 という
タッピングビス 2 本で
締め付けて固定する
のですが、
プラベアリングを
使う場合は、
MA1 の締め付け強度によって
軸受けの摩擦の大きさが
変化するようです。
これに気付かず、
2本の MA1 を
MAXまで締め付けると
上の動画で示したような
パフォーマンスは
おそらく発揮できません。
逆に緩めすぎると
軸受けがガタついて
本来の役割を発揮できず、
これまたNGです。
ここに
組み上げた方の
さじ加減が
入り込みます。
類似の固定方法の
軸受けは
他にも数箇所ありますから、
程度の差はあれど、
おそらく同様に
不安定な要素を
含んでいるでしょう。
厄介です。。。
ということで、
この動画で示した数値は
おおらかな気持ちで
参考にしてください。
それから。。。
動画からは
カットしてしまった
のですが、
もう一点。
撮影中、
もっとも印象に残った事を
お話しします。
次の GIF アニメ を
ご覧ください。
ボールベアリングで
固めていた時は、
この
停止状態からの180度ターン
(パワースライド?)
が、
かろうじて
可能でした。
ところが、
プラベアリング
(メタルベアリング)
に交換したとたんに
この180度ターンが
できなくなりました。
90度程度の
旋回でしょうか?
回り切ることができず
路面脇のラフに
ダラダラっと
突っ込んでいます。
定性的、体感的には
これくらいの差が
ありました。
ちなみに、
(似非)英語版の
動画の方には
このシーンを
追加しました。
もしよろしければ、
下の埋め込み動画を
ご覧ください。
※この動画のリンク先は YouTube です。
最後に。。。
テストに用いた
TT-02B の
仕様について
念のため記します。
最近は
ほぼ同じ内容ですから
改めて読んでいただく必要は
ほとんどありません。
【シャシ】
* フロントサスのロワアーム
YEAH RACING
TATT-S001BU
* フロントハブキャリア
スクエア
STD-236B
* フロントアップライト
スクエア
STD-235B
* リヤサスのロワアーム
イーグル
TT02B-02P6U
AL リア ロア アーム タミヤ TT02B用
* リヤアップライト
DF-02 アルミ2ウェイリヤアップライト (OP. 793)
* ダンパー
DF-03 アルミダンパーセット (OP. 926)
* 軸受け
ラバーシールベアリング
1150 (OP. 8)
1280 (オプションNO.1)
でフルベアリング化。
* 駆動系のパーツ (プロペラシャフトやユニバーサルシャフトなど)
それらの多くは
タミヤの金属製オプションパーツに交換。
* スパーギヤ
68T (SP. 1500)
* ピニオンギヤ
21T (OP. 356)
* ギヤ比
8.42 : 1
* デファレンシャルギヤ
フロント:デフロック (OP. 1649)
リヤ:デフロック (OP. 1649)
* タイヤ
M2スリックタイヤ (OP. 224)
【バッテリー】
タミヤ Ni-Cd レーシングパック RC1600SP
【ESC】
タミヤ ブラシレス ESC 03 センサー付 TBLE-03S
【モーター】
RS-540 スポーツチューンモーター
【路面】
今回も
アルファルト舗装路で
比較しました。
しかし、
RC用に管理された
場所ではないので、
砂や小石もある程度
落ちています。
ですが、
今回の測定には
十分な路面のグリップが得られ、
10 m スプリントの急発進時も
ほぼ問題なしと
判断しています。
以下は注意点です。
先に書いたように、
シャシの仕様を
微妙に変更しています。
動画内で示した
速度やタイムを
既出の比較動画と
短絡的に比べることには
あまり意味がありませんので、
この点はご了承ください。
なお、今回の測定時の
外気温は 約 14 ℃でした。
それでは、今日はこの辺で。
CAGEMAN ch.
プラベ 四季をとおして心やすらぐおもてなし
きゃ良かったね。